ニッカウヰスキー余市蒸留所 〈北海道余市郡余市町〉

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ニッカウヰスキー余市蒸留所 〈北海道余市郡余市町〉

ニッカウヰスキーの歴史とお勧めポイント

歴史ある風情の余市蒸留所 歴史ある風情の余市蒸留所

 ニッカウヰスキーの歴史は昭和9(1934)年、北海道余市町から始まります。創業者の竹鶴政孝氏は、ウィスキーの本場スコットランドで学び、“日本のウィスキーの父”と呼ばれる人物。実は彼が日本で最初に作ったウィスキー蒸溜所は、寿屋(現サントリー)の山崎蒸留所でした。その後、独立し、よりスコットランドに近い環境を求めて選んだ地が北海道の余市だったのです。
 現在の余市蒸留所には、かつて竹鶴氏とその夫人、スコットランド人のリタが過ごした家が移築され、公開されています。夫人のために建設された、愛らしい洋館の姿もまた、日本のウィスキーの物語の一部です。


見どころ・買い物どころ

ウィスキー博物館はかつての貯蔵庫 ウィスキー博物館はかつての貯蔵庫

 「余市蒸留所」は自然と歴史に溢れる、日本ウィスキーの故郷。館内はガイドマップを片手に自由に見学することもできますが、見どころもたくさんありますので、30分ごとに案内をしているガイドツアーに参加するのがお勧めです。ツアーは約60分(試飲つき)、その後さらにご自分で散策することもできます。
 試飲で用意されているのは、ニッカが誇るシングルモルト「余市10年」と世界的な酒類品協会ISCで2012年に金賞に輝いた「鶴17年」など。ぜひ試してみたい逸品です。
 物足りない人は、ウィスキー博物館内の「ウィスキー倶楽部」へ。スコットランドのパブをイメージしたバーカウンターや、ニッカ会館内のレストラン「たる」でも楽しむことができます。



ニッカウヰスキー余市蒸留所のお土産チェック

樽から出した原酒を販売しています 樽から出した原酒を販売しています

 蒸留所ならではの楽しさは、ウィスキーの専門家と話すこと。「余市原酒直売所」では、ウィスキーづくりのベテランスタッフが対応してくれるのが魅力です。樽から出したままのモルトウィスキー(原酒)の5年もの、10年もの、12年もの、15年もの、20年もの、25年ものを買うことができますので、ぜひ相談してみてください。180mlのミニボトルもあります。
 お土産としていろいろと見たい方には、「ディスティラリーショップ ノースランド」があります。ニッカ商品のラインナップはもちろん、オリジナル商品、ウィスキーにぴったりな大人味のチョコレート、北海道の海産物なども揃っています。


ニッカウヰスキー余市蒸留所の基本情報

ニッカウヰスキー余市蒸留所 北海道余市郡余市町黒川町7-6
http://www.nikka.com/reason/introduction/yoichi/
アクセス お車の場合 札幌市内より高速で約1時間30分 小樽市内より約30分
公共交通の場合 JR小樽駅よりバスで約35分、余市駅前下車 JR余市駅より約3分
入場について ★予約不要 ガイドツアー参加の場合は予約が必要です
営業時間 9:00〜17:00
休日 年末年始
施設 工場見学 自由見学/予約不要
要予約/ガイドツアーに参加
展示・見学 ウィスキー博物館
庭園・野外見学 旧事務所、旧竹鶴邸、リタハウス
売店 ディスティリーショップ「ノースランド」、余市原酒直売所
飲食 ニッカ会館:レストラン「たる」、試飲会場
ウィスキー博物館:ウィスキー倶楽部
体験 試飲会場(ニッカ会館2階)

余市蒸留所周辺のお勧めスポット

 余市は北海道最大の葡萄の産地です。栽培されているのは、ドイツの耐寒性のある品種。昼夜の寒暖差が大きい余市では、糖度の高い、完熟した葡萄を使い、ドイツに似ていると言われる気候風土でワインを仕込んでいます。余市蒸留所から車で5分行ったところにある「余市ワイナリー」は、たくさんの銘柄がそろうリカーショップや農場直営のレストランもありますので、あわせてプランを立てることをお勧めします。
 また、蒸留所のある雷電国道を徒歩5分進んだところには、道の駅「スペース・アップルよいち」があります。余市は葡萄の他、リンゴなど「フルーツの町」で有名なところ。産地直売所では、新鮮なフルーツや、手づくりのアイスクリームやアップルパイが大人気です。
 さらに、この道の駅の大きな特徴は“宇宙体験”。余市は宇宙飛行士・毛利衛氏のふるさとなのです。余市宇宙記念館「スペース童夢」では、ハッブルシアターや3Dシアター、デジタルプラネタリウム、スペースサイエンスラボなど、日本の宇宙開発の最新情報や子どもと一緒に楽しめるアトラクションなどが満載です。