山梨は国産ワインの産地として知られていますが、中でも勝沼はその中心地です。そもそも勝沼では江戸時代にはすでに日本の葡萄品種である甲州種の栽培がされており、その栽培に適した土地だったのです。
日本にワインが本格的にはいってきたのは明治にはいってからですが、この甲州種を使って本格的なワインが作られたのは明治10(1877)年。現在も勝沼には多くのワイナリーが集中しているのです。
「メルシャン」という銘柄が誕生したのは、昭和24(1949)年。以後、メルシャンは世界に認められるワインを目指し続けました。そしてついに、1966年に国際ワインコンクールで金賞を受賞するに至ったのです。
現在は「シャトー・メルシャン」として、キリンホールディングスの傘下に入っています。
「シャトー・メルシャン・ワイナリー」は、日本のワインを学ぶことができるように、さまざまなサービスを用意しています。醸造所があるワイナリーエリア、ワイン資料館やギャラリーがあるワインミュージアムエリアと、祝村ヴィンヤード(見本葡萄園)があって、ガイドツアーに参加すれば、ワインを知る貴重な体験をすることができます。
ミュージアムエリアには、テイスティングカウンターやカフェカウンター、ワインショップがあって、お気に入りのワインを探したり、貴重なワインを手にいれたり、スタッフとの会話も楽しめますし、ワイン資料館では、100年以上前の木造ワイン醸造所を見学することができます。
※キリンのファクトリーショップについては、各地の主なキリンビール工場と、キリンディスティラリー富士御殿場蒸留所のページでもご紹介しています。
シャトー・メルシャン・ワイナリーのワインショップには、数多いシャトー・メルシャンのワインナップに加え、ここでしか買えないワインもあって、目移りするほどです。赤・白・ロゼにそれぞれ甘口や辛口など、勝沼で栽培された、さまざまな品種の葡萄によるワインが楽しめます。生産本数が少ないものもありますので、実際に足を運んで、何があるかを相談しながら買えるのも魅力です。
また、ワインビギナーだという方に試してみていただきたいのが「勝沼のあわ」。メルシャンが作った本格的な日本産スパークリングワインのシリーズ「日本のあわ」の中でも、爽やかな柑橘系の香りとすっきりとした味わいが人気です。
シャトー・メルシャン・ワイナリー | 山梨県甲州市勝沼町下岩崎1425-1 | |
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http://www.chateaumercian.com/winery/ | ||
アクセス | お車の場合 | 中央自動車道 勝沼I.C.より約20分 |
公共交通の場合 | JR勝沼ぶどう郷駅よりタクシーで約8分 JR塩山駅よりタクシーで約10分 |
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入場について | ★予約不要 | ガイドツアー参加の場合は予約が必要です |
営業時間 | 9:30〜16:30 | |
休日 | 火曜日、年末年始 | |
施設 | 工場見学 | 要予約 ベーシックコース、ホリデースペシャルコースの2種があります |
展示・見学 | ワイン資料館 | |
売店 | ワインショップ | |
飲食 | カフェカウンター | |
体験 | テイスティングカウンター |
甲州市勝沼は日本ワインの原点です。まずは、葡萄畑が広がる中にある小高い丘に建つ「勝沼ぶどうの丘」に行ってみましょう。JR勝沼ぶどう郷駅から徒歩約15分にあり、ワインショップやレストランや温泉、宿泊施設も整っています。しかし、何といってもメインは地下の「勝沼トンネルワインカーヴ」。明治36(1903)年に作られた鉄道トンネルを利用したワイン貯蔵庫には甲州市推薦のワイン銘柄が並んでおり、購入することができます。
さらに深くワインのことを知りたい方は、「勝沼ぶどうの国文化館」へ。見どころは実物大の蝋人形のジオラマ。勝沼の葡萄とワインの歴史を楽しく知ることができます。
文化館の近くには、「宮光園」がありますので、合わせて見学がお勧め。日本初のワイン醸造会社である「大日本山梨葡萄酒会社」の解散後を引き継いだ醸造会社であり、明治時代のワインの歴史を知る資料館になっています。
※甲州のお勧めスポットはグランポレール勝沼ワイナリーとマンズワイン勝沼ワイナリーのページもあります。合わせてご覧ください。