ファクトリーショップとアウトレット


ファクトリーショップとアウトレット

ファクトリーショップとアウトレット ファクトリーショップとアウトレット。
日本では別物のイメージでとらえられているかもしれませんが、意外と近い存在。
ちょっとした豆知識として、流通業界のことをご紹介しておきましょう。

「アウトレット・ストア」とは、正確に言えば、「ファクトリー・アウトレット・ストア」です。
メーカーが在庫を特価で販売する工場直売店を意味します。
その始まりは、20世紀初頭のアメリカ。
とある食器メーカーが、セットの半端ものや、使う分には全く問題ないような多少の傷ものなど、在庫となってしまった商品などを処分するために、工場の脇に小さな店を開きました。
最初は従業員のみが利用していましたが、次第に噂が広まり、地域住民も利用するようになったのです。
やがてアウトレット・ストアは、アメリカの多くのメーカーで作られるようになりました。

買う方も、安くて良いものが買える訳ですから、口コミでどんどん広まっていきました。
さらには、ブランドを集積した「アウトレット・モール」がオープンし、全米中で急増していったのです。


今ではすっかり日本でも定着した「アウトレット・モール」ですが、実は全てが「ファクトリー・アウトレット・ストア」ではありません。「リテール・アウトレット・ストア」という種類も登場しています。こちらは、小売店が在庫処分を行うところ。一度仕入れたものをアウトレットとして販売していますので、工場直売とは違い、バラエティに富んでいたり、小売店のセンスが取り入れられたラインナップとなっています。

「アウトレット・モール」が一般的になってくると、本来の工場内にある直売店を「ファクトリーショップ」と呼んで、工場を公開するとともに、お客さまへのサービスの一環として運営を始めるメーカーが増えてきました。
アウトレットとは違い、必ずしも「良いモノを安く」がサービスのコンセプトとは限りません。
むしろ、行った者だけの付加価値、ここだけの限定品や、工場でしか出せない商品の方が喜ばれています。
特に、食品関係は、保存や価格的な問題などから大量生産に向かないような、隠れた逸品や、出来たてや焼きたての一番美味しい状態のものが買えたりする魅力があります。
また、手づくりにこだわり大量生産していないメーカーや、アウトレット・モールなどには参加しないところもたくさんあります。いろいろと探して行くのも楽しみの一つです。