サッポロビールのワインづくりは、創業100周年の記念事業として1977年、勝沼ワイナリーを竣工したのが始まりです。勝沼の気候風土を生かす一方で、ビール醸造技術を生かした低温管理システム「クールドワイナリー」を業界でいち早く取り入れました。
サッポロが誇るワイン銘柄が「グランポレール」です。山梨をはじめ、隣の長野、北海道、岡山で栽培した、それぞれの産地の特徴を生かしたワインを作っています。ちなみに山梨では寒暖差の盆地気候を生かし、日本古来品種の「甲州種」でつくる白ワインと、赤ワイン用に山梨県が独自に開発した「甲斐ノワール」が看板です。
「グランポレール勝沼ワイナリー」は、葡萄栽培やワイン醸造の見学ツアーがあります。このツアーの魅力は、作り手が案内してくれること。作り手だから知るこだわりや苦労、おいしさの秘訣を聞く楽しみがあります。
見学の後は、ワインのテイスティング。ワインショップやレストラン「ワイナリーガーデン」もあります。
また、ワイナリーでは通年のセミナー「マイワイン体験教室」を開催。葡萄の枝の剪定や収穫、瓶詰め、ラベル貼りなどオリジナルワインを作ることができます。人気企画で人数に限りがあり、抽選となっています。
※勝沼以外にも、サッポロワイン岡山ワイナリーのページでご紹介しています。合わせてご覧ください。
※サッポロビールのファクトリーショップについては、各地の主なサッポロビール工場のページでもご紹介しています。
グランポレール勝沼ワイナリーのワインショップでは、グランポレール全種を揃えています。その中でもお勧めは、山梨で作られている「グランポレール山梨甲州 樽発酵」。樽香と甲州種の香りが絶妙に混じり合い、爽やかな酸味がある辛口の白ワインで、刺身や天ぷらなどにもよく合います。
もう一つ、試していただきたいのが勝沼ワイナリー限定の「グランポレール山梨勝沼甲州特別仕込」。甲州市では、市内および山梨県内で収穫された葡萄を市内で醸造しているワインを認証していますが(甲州市原産地呼称ワイン認証制度)、このワインはその認証ワインです。
グランポレール勝沼ワイナリー | 山梨県甲州市勝沼町綿塚字大正577 | |
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http://www.sapporobeer.jp/wine/winery/katsunuma/ | ||
アクセス | お車の場合 | 中央自動車道 勝沼I.C.より約10分 |
公共交通の場合 | JR山梨市駅よりタクシーで約10分 | |
入場について | ★予約不要 | ガイドツアー参加の場合は予約が必要です |
営業時間 | 10:00〜16:30(レストランは別) | |
休日 | 水・金・土・日曜日、祝日、年末年始(レストランは別) | |
施設 | 工場見学 | 要予約/有料 |
売店 | ワインショップ | |
飲食 | 勝沼ワイナリーガーデン |
甲州は戦国武将・武田信玄の地。特に信玄は信仰心が厚かったため、甲州市内にはゆかりの寺社仏閣が多く残されています。特に有名な2ヶ所をご紹介しましょう。 まずは、甲州で最も古い建造物、平安前期に創建したと考えられている「大善寺」があります。勝沼にあり、別名は「葡萄寺」。本尊である薬師如来《葡萄薬師》は国の重要文化財で、葡萄の房を手に持ったお姿です。国宝「薬師堂」に安置されていますが、残念ながら秘仏で、やはり国宝である厨子の中にお祀りされており、ご開帳の時以外は見ることができません。しかし、薬師三尊像ですので、厨子の両脇には日光・月光菩薩、さらに十二神将が安置されており、こちらも国の重要文化財です。また、この寺には、信玄公の従姉妹である理慶尼の記した『理慶尼記(別名:武田滅亡記)が残されています。 次に信玄公の菩提寺「恵林寺」。ワイナリーからは車で20分のところにあります。ここでの一番の見どころは、明王殿に安置されている不動明王。信玄公の姿を模刻したものと伝えられています。そして、信玄公の墓所、さらに庭園は国の名勝に指定されています。
※甲州のお勧めスポットはシャトー・メルシャン・ワイナリーとマンズワイン勝沼ワイナリーのページもあります。合わせてご覧ください。