月夜野ビードロパークを運営する上越クリスタル硝子は、明治38(1905)年に創業しました。以来、中尊寺金堂修復時に照明用特殊ガラスの制作、皇居新宮殿の照明用ガラス納入、帝国ホテル新館のメインロビーの光壁・シャンデリアの納入などの仕事で高い評価を得ています。また、昭和54(1979)年には、正倉院宝物である古代ガラスの復元に成功するなど、高い技術力をもって日本のガラス工芸をリードしています。
上越クリスタルの月夜野工房は、職人の技とデザイナーの感性を融合させ、日常使いの食器やインテリア小物も数多く製造・販売しています。その高いデザイン性と使い勝手の良さで、国内外に多くのファンがいるメーカーです。
月夜野びーどろパークのガラス工場は、手づくりガラスの工房としては全国一の規模です。ガラス職人の中には日本工芸会正会員もいて、吹きガラスによる制作の様子を見学することができます。
ガラス体験工房も充実しています。溶けたガラスを成形する「吹きガラス」や、ランプやフォトスタンドが作れる本格的な「ステンドガラス」、文字やイラストを彫り込む「サンドブラスト」など6コースが用意されています。
さらに古代ガラスから近現代のガラス工芸品までを展示した「グラスアート美術館」があり、レストランやカフェもありますので、ゆっくりと時間を過ごすことができます。そしてメインのショッピングでは、目的に合わせて、日用品から美術工芸品、アウトレットなどの他、地ビールも販売しています。
月夜野びーどろパークでのショッピングは、実用的でデザイン性の高い日用食器から美術工芸品が揃う「ガラス館I」と、アクセサリーやインテリア小物などもある「ガラス館II」、工場の一角にある試作品やアウトレットを販売した「掘出物市場」があって、目移りするほどの品揃えです。
中でも要チェックなのが、ロングセラーとなっている「高原の贈り物」シリーズ。茄子やレタス、大根、カボチャなどの野菜の形の色鮮やかな小鉢やプレートです。特にお勧めは「まめ薬味トリオセット」。枝豆のさやをトレイ、丸い豆を小鉢にしたセットで、薬味を入れたり、珍味や前菜を盛り合わせたりと、使い勝手がよく、愛らしいデザインが贈りものにも大人気です。
さらに上州特産品や御菓子などがある「クリスタル物産館」や、園内で醸造された地ビール「月夜野クラフトビール」の販売所もあります。
月夜野びーどろパーク (月夜野工房 上越クリスタル硝子) |
群馬県利根郡みなかみ町後閑737-1 | |
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http://www.vidro-park.jp/tsukiyono/ | ||
アクセス | お車の場合 | 関越自動車道 月夜野I.C.より約10分 関越自動車道 水上I.C.より約20分 |
公共交通の場合 | JR上毛高原駅よりタクシーで約5分 JR後閑駅より徒歩約15分 |
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入場について | ★予約不要 | 体験は予約が必要です |
営業時間 | 8:05〜16:50(レストラン11:00〜15:00) | |
休日 | 年中無休(特定休日あり) ※レストランや工場は異なります。事前にご確認ください。 |
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施設 | 工場見学 | 自由見学/予約不要 |
展示・見学 | グラスアート美術館 | |
売店 | ガラス館I(上越クリスタルのガラス工芸品、実用アイテムなど) ガラス館II (美術工芸品中心) 掘り出し物市場(ガラス成型工場の一角) クリスタル物産館 地酒・地ビール販売所 |
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飲食 | ビア&レストラン「ドブリーデン」(地ビールレストラン) カフェ・ド・ヴェール(オープンカフェ) |
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体験 | ガラス体験工房:吹きガラス、ステンドガラス、サンドブラスト、オルゴール製作、ホットワーク、絵付の6コース |
「月夜野びーどろパーク」から車で30分行くと、水上温泉があります。利根川の渓流沿いには温泉宿やホテルが軒を連ねており、特に秋の紅葉シーズンは大人気です。特に温泉街のある水上峡谷のすぐ下流に、有名な景勝地「諏訪峡」があります。渓谷沿いに遊歩道が整備されており、四季折々、大勢の観光客が訪れています。
水上はたくさんの観光スポットがありますが、その中の一つ「たくみの里」は、木工や竹細工、陶芸、和紙、押し花、ちりめん細工など様々な手工芸の展示即売と体験ができる家々を集めた、古き良き日本の‘里’風景。工芸品の買い物や、体験に参加するのもよいですし、散策のみを楽しむ人もいます。