沖縄のヘリオス酒造は昭和36(1961)年創業。「泡盛を世界の名酒へ」を目標に、泡盛をはじめ、スピリッツ(ラムやウォッカなどの蒸留酒)、リキュール、地ビール、発泡酒を製造、販売しています。創業当初は‘さとうきび’からラム酒を製造しており、その際に培った樽熟成技術とブレンド技術から、樫樽長期熟成の古酒「くら」を生み出しました。古酒「くら」25度は、モンドレセクションで金賞を13回授賞している、ヘリオス酒造の看板商品です。
泡盛は“寝かせる程旨い酒に育つ”と言います。いわゆる「古酒(クース)」をつくるために、泡盛では伝統的に「荒焼(アラヤチ)」という種類で焼かれた「甕」が使用されますが、ヘリオス酒造では、登り窯を築き、甕にもこだわり、土作りから成形、焼成までを行い、甕や酒器も作っています。
ヘリオス酒造では、泡盛の製造の現場を見学し、古酒蔵で歴史などの映像を見ることができます。見学時間は試飲も含めて約1時間。ゆっくりと見学や泡盛の飲み比べなどができる点も魅力的です。併設のショップでは、ここでしか販売していない泡盛やオリジナル商品などもたくさん揃っています。
試飲コーナーでは、ぜひラムも試してみてください。ラムは四大スピリッツ(ジン・ウォッカ・テキーラ・ラム)の一つ。さとうきびで作られるラムは、世界中に愛好家が多い酒です。しかし、日本ではラム酒を独自につくる蔵元が少なく、ヘリオス酒造のラムは貴重な純日本産ラム酒なのです。
ヘリオス酒造の看板銘柄「古酒 くら」は、さまざまな種類があります。定番の25度は、ボトルのサイズも3種類、小さな250mlボトルなら、手軽な値段で初めての方や旅のお土産にもぴったり。それでは物足りない方には、「くら スーパーセレクション43度」を試してみてください。古酒造に眠る樽の中から厳選して作られた特別の古酒は、泡盛ファンだけでなく、ウィスキーやブランデーを好む人にも人気があります。
もう一つお勧めしたいのが、ヘリオス酒造の原点、沖縄のさとうきびを使って作られたラム酒「ヘリオス・ラム」。こだわりの高級原酒「黒糖酒 50度」もあります。沖縄の地ビールとして人気の「青い海と空のビール」もぜひ。
ヘリオス酒造 | 沖縄県名護市字許田405 | |
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http://helios-syuzo.co.jp/docs/inspection.php | ||
アクセス | お車の場合 | 沖縄自動車道 許田I.C.より約3分 |
入場について | ★予約不要 | 工場見学は予約が必要です |
営業時間 | 9:00〜17:00 | |
休日 | 年末年始 | |
施設 | 工場見学 | 要予約(当日可)/案内あり |
売店 | 工場併設ショップ |
ヘリオス酒造から海沿いに来るまで約10分行くと、道の駅「許田 やんばる物産センター」があります。沖縄ならではの物産が集まっており、農産コーナーではドラゴンフルーツやマンゴー、パインなど南国フルーツ、特産コーナーでは沖縄土産の定番お菓子‘ちんすこう’や黒糖、さらに鮮魚店では南国の新鮮な魚が揃っています。フードコートでは沖縄そばやチャンプルー、タコライス、ステーキなどもあって、休憩には最適です。